デト11・12形は、1988年7月に登場した事業用電動無蓋貨車である。
主要機器や台枠は同じく1988年廃車の旧1000形1095-1096号のものを流用しているが、近年の更新工事で主電動機や制御機器を1500形の発生品に交換され、現行の営業列車とコストやメンテナンスの面で共通にし、簡素化が図られた。
(余談だが旧1000形の1095-1096は、もともと旧1000形の試作車デハ800形であり、1958年製造のグループである。同様に1958年製造の1097-1098はデチ15・16形(→デト15・16形)へと流用されている)
車体は前方の1枚目のドアとその戸袋窓までで、後部は荷台となっている。荷台横の板はすべて開けることができ、そこにフォークリフト等を利用して資材や機器を積み込んで1週間に2回、定期列車として金沢文庫駅と神奈川新町駅を往復して輸送を行っているほか、必要に応じて京急ファインテック久里浜工場へも輸送を行う。
使用した資材
・たぶんクロポの京急700形ボディ ×2
・リトルジャパンの京急700形先頭車屋根 ×1
(ボディとメーカーはぜひ一緒にしましょう。誰が見ても面倒です)
●GM旧型国電Eキットクモル用荷台板 ×4
・GM集電対応床板 ×2
・GM集電対応THタイプ台車 ×3
●GM動力用台枠THタイプ ×1
●キャラメル動力 ×1
・TOMIXシングルアームパンタグラフC-PS27 ×1
・GM京急1500形(新600形タイプ)キット付属ヒューズボックス ×2
・GM京急2000形キット付属誘導無線アンテナ ×大小各1
・GMEキット窓ガラス用塩ビ板 適宜
今回は様々な方が様々な形で挑戦しているデト11・12形に挑戦しました。
「余っているパーツ、譲っていただいたパーツを最大限利用した組み合わせでつくる」というテーマの元で制作したので、新たに買ったのは●で示してあるパーツと塗料のみです。我ながらがんばりました。