京急電鉄新1000形宮沢模型製品をつくる②外装編


床下機器の艤装が完成しましたので次は外装の改良に着手します。

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その①からしつこいくらい言っておりますが、このキットは京急新600形タイプキットのボディを流用してます。というわけで更に遡った1500形キットのサボ受けと方向幕のモールドが残ってしまっています。コレを取らないことには新1000形に見えなくなってしまうだろうなと思ったので取りました。

あとちなみに、実車に反して窓にセンタピラーの印刷が入ってしまっていますがシンナーで磨いても落ちなかったので諦めています。

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とりあえずモールドをヤスリで削り取るのが1番簡単だろうと思ったので余っていた京急新600形タイプキットの中間車を使ってテストしてみました。問題は削った部分の塗装をどうするかですが、さなえファインテックではGMカラーの京急バーミリオンは使用していないので近似色のMr.カラーのモンザレッドをマスキングしてその部分にだけ吹き付けました。色は微妙に違うのですが、クリアを吹いたらなじんでくれるのを期待しました。

参考までに出来上がりの画像です。ピンボケしてしまってますが一応画像をクリックすると拡大出来ます。

この写真の撮影時はまだクリアを吹いてはいませんが、ほとんど目立たなくなっています。肉眼で確認するともう少し目立って見えてしまいますが、方向幕シールやほかの部分のディテールアップで隠してしまおうかと思います。


見映え向上のためのちょっとしたネタです。

たぶんもう大体の方がご存知でしょうが、ワイパーカバー上のフチには印刷の関係上塗装が回っていません。そこを黒のペンで塗るというだけです。私は大抵ガンダムマーカーのガンダムブラックを利用していますが、マッキーや普通の油性サインペンでも可です。

新600形キットやそのリニューアル品では側窓のフチにも同じように黒で塗っています。ただそれははみ出ると惨事なので、そのままにしておいても問題はありません。


気が向いたのでこんなものを作ってみました。Mr.カラーのいろんな色を調合したものですが、何と何をどう調合したかは覚えていません。ほぼ場当たり的にやりました。

この紫色でわかったらきっと京急ファンでしょう。この時期の京急の車両は妻面や座席の袖仕切りにこのパステルっぽい紫色を採用しています。せっかく乗務員室の仕切り板がキットに付属しているので作ってみました。

そして塗装してみました。うしろに転がっているのが仕切り板です。キット付属の座席は新600形に準じてツイングルシートだったので、中央の座席の背もたれを切り取りました。これは新1000形キットの説明書に別紙としてアドバイスされています。塗装済キットということで、初心者にも簡単に組み上げられるような工夫がなされていて、GMでもこういう工夫をぜひして頂きたいです。白黒コピーで写真が見えない説明書なんて・・・

座面の塗装ですが、ここで調合が面倒になったので、スモークグラスでほとんど見えなくなるのを期待してモンザレッドを直塗りしています。おかげで水戸岡鋭治もビックリな色使いになってしまいましたが、この色差しがあるかないかで大きく違うのでいいエッセンスになったかなと思います。

ちなみに内装の塗装の前に床下機器をMr.カラーのニュートラルグレーで塗装しています。コレだと色が暗いようなのでここはまた研究課題となってしまいました。


最後に屋根です。

クーラーは2100形のものが入っていましたが形が違うのでKATOのE231系用のものを採用。それ以外はキット付属のものを利用しました。厳密にはパンタグラフ周辺の配管が違うみたいですが、面倒なので省略しました。

パンタグラフはGMではなくTOMIXの373系用のものが付属していました。他の車両もそれを採用しているのでありがたいです。


次のページヘつづきます。

最後は感想です→③エピローグ

工程をおさらい→①研究編

 

2016/01/11:

カテゴリ変更に伴う書き換えを実施


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