北総鉄道7260形ディテールアップする


京成グループお得意のリース車として、

北総鉄道に貸し出されたのがこの7260形です。

元は京成の3300形で、世代的には東京オリンピックのあたり。

私はほとんど馴染みのなかった車両でしたが製品の購入を機にハマりました。

2回目の東京オリンピックを!

と期待していましたが、残念ながら見届けることはできませんでした。

それでも半世紀近くに渡り京成色を色濃く残したまま奮闘しました。

そんな7260形のマイてつも!ポイント紹介です。


こちらがマイクロエースの製品

マイクロエースらしく「力を抜くところは抜いて」います。連結器の胴受が無いですね。これは力の抜き過ぎです。あと種別幕のガラスパーツが裏から白で塗りつぶされています。これでは上から単に「シールを貼る」だけになってしまいます。

...というわけでディテールアップしましょう。

TOMIXのHGシリーズ気動車のTNカプラー(JC63?)を現物合わせで削り、取り付けました。上の写真と比べていただくと一目瞭然でしょう。これでカッコよくなりました。ただし見栄えだけで実際は引っ込みすぎて連結できません。

種別幕はライトユニット側に貼付け、ガラスパーツはうすめ液で磨いてできる限り透明に戻しました。ライトがつくとだいぶカッコよくなります。斜めに付いているのは元々です。

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ちなみにTOMIXの373系の種別幕も同様の手法でディテールアップをしています。

たぶん他にも同じやり方でお手軽にディテールアップできる車両があると思いますので、探してみてはいかがでしょうか。


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7260形に戻りますが、実車の写真を見ていただけるとわかるように、行き先方向幕の飛び出しと本体との接合部がパッキングや汚れによって真っ黒になっています。それを再現すべく非常に雑ですがその部分をマジックペンで墨入れしました。ハッキリ言って汚いだけですが、遠くから見ると顔つきにメリハリが出てアクセントになります。


つづいては中間に入った先頭車のおはなし。
北総鉄道に転入してからはほとんど分割したことがなかったようで、計器類にホコリが被っているのが印象的でした。もちろんほかの車両と同じように車両間の行き来ができました。
分割する必要がなかったからなのか、ある日乗車した時に7264側の前面貫通扉に種別幕の掲示スペースが無くなっていました。
後ほど手すりの形から京成3500形未更新車からヘッドマークステーを取り外したものだと判明しました。ステンレス全塗装にされていて、何かの折で交換されたのでしょう。
模型ではこのころちょうど並行して作っていた東武3000系用に作っていた青帯のシールがあったので、それを適宜な大きさに切り取って貼付けました。地が透明のシール用紙だったので微妙に種別幕が浮き出てしまってますが、ここは気持ちの問題だと思います。さなたんは気にしませんし、どちらにせよ連結面でなおかつ貫通幌をつけたので見えない所に貼ってますしね。 
見えない所でも『マイてつも!』らしくこだわっていかないと面白くないものです。
貫通幌にはKATOの近年のものを採用。渡り板を避けなきゃいけないのと、手元に余っていたからコレにしただけなので特別こだわりはありません。ただTNカプラーとコレで連結面の見栄え向上ということです。

北総鉄道7260形でした。

マイクロエースの製品には「あと一歩!」という製品が数多くあり、この7260形も、側面や屋上機器は完璧と言っても過言ではありません。パンタグラフ関連の配管が別パーツで再現されているのには感動しました。それだけにこの連結器周りや前面が見劣りしてしまい、それが一歩足りなく見えてしまう原因なのかもしれません。
今回はその足りない部分を補う工作でした。工程自体は少ないし、手を加えたところもわずかだったのですがなんだか時間のかかった工作となりました。
実車は先日惜しまれつつも引退してしまいましたが、京急車両ともベストマッチな7260形は今後も大切にしていきたいと思います。


最後に遺構として導入時のブログ記事を置いておきますね。

参考までにどうぞご覧になってください。書いてあることはほとんど同じですが、このころとさなたんにも感情の変化があるかもしれませんし。

...まあそんな深いことは最初から書いてないし書く気もないですけども。

かるい気持ちで見ていただきたいのがさなえファインテックのコンセプトです。

北総カラー!元京成3300形(2013/03/18)

ななふたろくまる(2014/01/31)

ななふたろくまる②(2014/02/19)


2015/09/10:ページ公開

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