●京急電鉄新1000形―SUS車の床下機器の正解を探る
■1303[Tu]
まずは改造前です。
山側は撮り忘れました。あんまり手を加えていないので改造後の山側の画像か他のサイトをご参照いただければと。
8両編成では装備されていたCPが綺麗さっぱり撤去されています。確かに実車も従来の京急の車両からすると相当ゆるい床下機器のサハですが、これではゆるすぎです。それに、6両編成ではこの車両に自動戸閉切放装置とその地上子が付けられていました。これは梅屋敷駅のホーム有効長の関係で行うドアカットを、自動で取り扱うことのできる装置でした。地上子は装置を動かすために梅屋敷駅であることを感知するためだったようです。
現在では連続立体交差事業の折でホームの有効長が確保されて取り扱い終了。近頃の導入車には設置されていません。ただ今回はこの装置のある11次車の1301編成なので設置します。
改造後の1303(Tu)です。
戸閉切放装置とその地上子は海側の中央右側に設置されています。ちなみにそれ以外の海側の機器は特に移動していません。改造前と見比べていただくと戸閉切放装置(ADL)の長方形の箱とハシゴ状の地上子がよくわかると思います。
山側ではタンク類の移動を行っています。製品で山側に設置されているタンク類は、実車ではシャーシ中央部に枕木方向に設置されているのでそれぞれ実車の写真を基に移しました。
地上子なども相まって、非常に立体的で実感的な奥行きのあるモデルになったような気がしますがいかがでしょうか。機器類がバランスよく雑多に並べられているのも京急車両の特徴だと思います。