●京急電鉄新1000形―SUS車の床下機器の正解を探る
■1301[M2uc]
まずは改造前です。
画像は1306(M2sc)ですが、1301も車体の向きが違うだけで配置は一緒なので資料として置かせていただいています。6両編成の機器構成は4両編成をベースにサハが中間に2両足されている感じ。1300番台をはじめとする10次車以降は車内ドア上に案内用のLCDモニタが搭載され、関連機器が床下にきています。ただでさえひしめき合う床下機器がさらに混雑します。
改造後の1301(M2uc)です。車両の向きが変わりましたが床下機器は同じです。
海側には中央にCPを設置。それに伴って元々設置されていた機器を左右に詰めています。
詰めるときに元々の右側の方にあったタンクは実車に基づいて撤去、中央付近の配管は追加するCPにモールドされているので同じく撤去しました。
山側にはCP設置に伴って必要な空気ダメタンクを設置。たしかGMの『京急新600形タイプキット』の中に入っていた床下機器のものだと思います。小ぶりですが問題ないでしょう。空気ダメ設置のためにコチラ側も既存の機器を左右に振り分けています。その影響でまたもやタンクや配管が撤去され、中央部の4連の機器は実車に基づいて2つずつに分割した上で並び替えています。
10次車以降の特徴であるLCDモニタ用の機器箱は山側の一番右端に設置してあります。隣に比べると非常に小さな箱で、こちらはGMの『京王5000系キット』の床下機器から拝借しました。床下機器が混雑していて、ほぼ設置する足場がないので苦労します。でも設置した後に気がついたのですが、モニタ用機器箱は品川方先頭車(M2sc)にしかついていないようですね。