京急の通勤形の雄700形です。
当時の京急のこだわりだった「ドア枚数よりドア数だ」をしっかり守り、
18m片開き4ドアという特異な設計になりました。
量産された後800形に技術を譲り、各駅停車の近代化に貢献しました。
スケールモデルの世界ではクロスポイントからキットが出たのを皮切りに
TOMYTECから事業者限定品が、近頃ではGREENMAXから完成品が発売されています。
さなえファインテックにはTOMYTECのも在籍していますが、
今回はクロスポイントのを取り上げます。
今回はサイドビューからいろいろ手を加えたポイントを紹介します。
歪んだ写真で申し訳ありません。浦賀方先頭車からどうぞ
先頭車はクロスポイントの未塗装キットです。
窓枠すら未塗装なので難易度が非常に高く、汚くなってしまいました。
今回の制作では床下機器が製品ママでは気に入らなかったのでGMエコノミーキット時代の東武8000系のモノに交換しました。機器を20m級から18m級に縮める事になりますが、それは抵抗器を切らなければどこから切り詰めても問題ありません。
中間車は家にあったジャンク品の組み合わせです。
家にあったガラスパーツが塗装済のリニューアル品で、窓を少々削って嵌めています。
窓は嵌るものだと思って塗装もクリアもすべて終わらせてから嵌らないことに気付いてしまったために削ったところはそのままになってしまいました。
模型の話とは関係ありませんが、中間車はこの編成で車番がカンストし770に戻っています。
この編成以降は作るたびに番号がちょっとずつ戻るという変則的なものになりました。
中間車の床下機器はリニューアル以前のGMエコノミーキットの18m級車両にたくさん付いていたモノにしました。モールドが丸っこいのが気になりますが彫りが深いし雑多に並んだ感じが京急らしくて好きです。
こちらの先頭車には動力を入れました。
床下機器は同じように東武8000系のを使いましたが、切り詰める場所を変えて浦賀方と品川方とで差異を付けました。
動力はGMの旧仕様、台枠は鉄コレのものです。730以外の車両はリトルジャパンの台枠を使用しています。リトルジャパンの方が似ているような気がします。
新旧の大師線を支える車両たちの並びで1枚。
1500形のアンテナ取れてますが気にしないでください。
今回の700形はTOMYTECとは全く仕様が違うので増結不可として大師線仕様にしました。
前面の方向幕には富士川車輛工業のものを使用しています。GMよりそれっぽくて良いです。
ちなみに未塗装キットでしたが、塗装したのは赤色のみで白帯はボナファイデプロダクトのデカールを使用し、車番はTOMYTECのステッカーを貼り付けています。見映えを落とさないようにしながら手を抜くところは手を抜きました。今回は功を奏したようです。