旧1000形以来のオールラウンダーとしてデビューした1500形
用途に合わせて様々なタイプが製造されました。
さて、模型界の1500形も様々なタイプが発売されております。
ですがコチラは各メーカーごとに差異が多くて、
残念ながらオールラウンダーといえそうにはありません。
さなえファインテックではNゲージ1500形の決定版を探しました。
(見つかったかどうかはお察し下さい)
左からグリーンマックス/BANDAI/マイクロエースです
グリーンマックスはジト目なライトもあいまって細長い印象です。
それに対してマイクロエースはずんぐりとしていて、
挟まれたBANDAIは全体的に大味でハッキリとした顔立ちです。
1番BANDAIが顔の表情とすると元気そうです。
さて、ここからは実車との比較です。
上側の角の張りかたはマイクロエースに軍配でしょうか。
一方でライトが光ること前提で暗くなってしまっているのが残念です。
グリーンマックスはアタマが丸すぎるような気がするので微妙なところ。
最終的に残るは普遍的なBANDAIの顔。
すこしライトは大きい気がしますがこの中では1番近いような...?
(見え方には個人差があります。お好みの顔でお楽しみください)
さなえファインテックで1500形というと、8両+4両→6両+6両にした経歴があります。
改造の中でも最初期であり、同時期というと京急230形もどきになります。
このときさなたんは、マイクロエース8両とグリーンマックス4両を組み替えるというすさまじいコトをしでかしています。
車高に加え帯の位置すら違うので直しましたが、残念ながら技術はありませんでした。
グリーンマックスとマイクロエースが混ぜられた6両は上の写真の結果に。
マイクロエースだけで固められたもう片方の6両はIGBT-VVVF化されて1600番台として800形とともに活躍しています。
そいつの紹介を先にしておきましょうかね。
さなえファインテックでは初期の竣工である1500形1600番台(1600形)です
マイクロエースの1700形から1~4,7,8号車を抜き取って改造しました。
残った5,6号車は上記の通りになりました。
IGBT-VVVF車にする際の注意は、まず編成によりメーカーが違うこと。
界磁チョッパ時代のメーカーに準拠したメーカーの機器に更新されています。
そして他車とはインバータの設置場所が違うこと。
これまでの車両は制御機器が海側でしたが、1600形以降は山側になっています。
のちに実車に合わせてTNカプラーの電連と1900形の塗油機をカットしました。
さなえファインテックの進歩への踏み台(失敗作)となったコチラ
のちに1500形4両が追加譲渡され、エアポート急行として活躍しました。
省かれたマイクロエースの2両は塗装試験車として現在は東武色を纏っています。
そして2014年5月、実車の1500形にデビュー以来初の別塗装が誕生。
マイてつも!を推進するさなえファインテックではとりこぼしなく採用しました。
あとこの塗装簡単だったし。
改造点は顔交換と塗装変更だけです。
顔を交換しないのであればもっと簡単にできます。
車番はBトレインショーティのシールから並べ替え。
ヘッドマークはGMの昔の京急ステッカーセット(シールの裏が銀色のやつ)からそれっぽいのを選んで貼り付けました。
1500形の1520号までは雨樋の形が2000形や800形と同様の立ち上がったタイプですが、現在プラ模型のメーカーから発売されたことはないので妥協しました。
笑っているように見える1500形列をみなさまも作ってみてはいかがでしょうか。
川崎大師の赤札同様良いことがあるかもしれませんよ。
2014/06/12:ページ開設