京浜急行 230形

KEIKYU Erectric Railway - Series"230" 


 1929年の湘南電気鉄道開業時に用意された車両。16m2扉の車体で前面、側面共にかなり大きな窓が並んだ見た目は戦前型としてはかなり近代的なデザインだった。当初はデ1形として登場し、晩年とは見た目が大きく異なる。なおその頃の姿は、本形式引退時に京急久里浜工場で復元され展示されている。

 海水浴列車や急行列車などの優等列車などにも多く用いられ、引退まで第一線で活躍した名車であった。

 引退後は高松琴平電気鉄道に一部譲渡。戦前形であるが、大切に整備して使われた結果2007年まで活躍することとなった。また一部は静態保存され、KATO本社屋前や京急本社屋内の京急ミュージアムで往年の姿を見ることができる。

 長年本社ショールーム前に飾られていたものの、模型では(2025年現在)最後発となったKATO製品。実車調査も容易だっただろうに、近年のKATO製品ということで仕上がりは流石の一言。800形以来疎遠だった京急車両製品シリーズに2100形とともに華を添える。優等列車の系譜で言えば間に500形や(旧)600形、2000形もあるが製品化どうでしょう...

 私が保有するのはKATO製品が全部で9両。製品のままにとどまらず、往年の活躍を再現するために様々な工作を行ったので、以下に紹介していく。なおKATOの前に発売された鉄道コレクション車両も所有していたが、KATO製品発売に合わせて紅湯電気鉄道へ譲渡となった。

京浜急行 230形

保有車両表

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京浜急行 230形

組み替えて遊ぶ

 保存車の名目で社名を出さずに発売した268号を皮切りに製品化したKATO。その後正式に京急230形としてセットで製品化したが単品販売も継続していて、それを用いて編成を組成できるように動力ユニットと車番インレタを同梱した分売セットもある。以下では編成例を掲載する。

■大師線

◀小島新田 京急川崎▶
◀小島新田 京急川崎▶

 大師線で使用されるイメージ。 中間に電装解除+中間車化されたサハ280番台が入る末期のごく一般的な編成。

 製品名もズバリ[10-1625 京急電鉄230形 大師線 4両セット]なので買ったまま遊ぶことができる。大師線以外でもかなり活躍していたがあえてこの名前にしたのは「それ以外のバリエーションが出るのか?」と期待させる。(それよりも現行の社名だから仕方ないとはいえ京急電鉄になっているのが引っかかる)

■空港線

◀小島新田 京急川崎▶
◀小島新田 京急川崎▶

 空港線で使用されるイメージ。 中間車は電装解除+中間車化されたサハ280番台が入る。

 まだ名ばかりであった空港線では古い車両が押し込められてコロコロと走るのどかなイメージ。写真の中間に挟まる車両はサハ287号で、晩年は3扉に改造されていた。KATO製品にはなくリトルジャパン製品からの改造。(後述)

KATO編成

ライトユニットの改造

 見にくくてよくわからない写真を下に羅列しています。まあ乱暴な工作なのが伝わると思います。 

 ライトユニットはデフォルトの基盤を用いてLED換装と標識灯を新設した。LEDはすべてモデルトレインプラス製の抵抗内蔵型を採用している。集電板への足は硬質の金属棒だったが工作中に折れてしまったのでカプラーポケット用のバネをハンダ付けしている。

 ⬛前照灯

 つる植物のように車両上部の遮光用黒色パーツへと向かう砲弾型LEDが前照灯。デフォルトの電球と設置方法は同様で、単純に換装しただけとなった。ちなみにプリズムは前照灯のみならず方向幕部分へとかかる幅の広いものなので、おでこの黒いパーツをくり抜けば方向幕の点灯化も容易だが面倒なので実施していない。

 ⬛標識灯

 前照灯の下で2つ並ぶ角型LEDのうちの黄色いほう。もともとの尾灯は前照灯と同じ3mm砲弾で、検討の結果そのスペースに角型を2つ設置することになったので場所の確保にとても難儀した。結果尾灯と横にぴったり並べることで砲弾型が収まっていたプリズムの穴にハマることが判明したので、写真の配置で固定することとなった。デフォルトの配置で基盤に足を戻すと配線の取り回しが不可能になりボディに戻せなかったため、プラス・マイナスを確認した上でその向きに足を束ねてハンダ付け。それを基盤の下に這わせ集電用スプリング間に挟みハンダで固定した。直接ができる抵抗内蔵型ならではのワザ(横着)なので、そうでない通常のLEDを無抵抗でつなぐと車両火災になりかねない。

 ⬛尾灯

 上記の標識灯に並ぶ角型LEDの赤いほう。今回用いているLEDはすべて白色なので尾灯と標識灯はマジックペンにより着色をしている。ただこの配列をしてしまうと特に標識灯を点灯させたときに赤っぽくなってしまうので、着色は一部にのみすることで黄色い光が逆サイドへ、また同じように赤い光も逆サイドへ届くように工夫した。どう塗ったら正解かはわからないが、塗って→通電させて色を見て→塗り直しての繰り返しで妥協点を探し出した。

 乱暴な工作をした結果、満足できる仕上がりとなった。やはり800形は標識灯がついていてこそな気がする。ちなみにこの基盤、上の写真に戻っていただけるとわかるが前照灯の遮光パーツがとても小さいので、暗い部屋で通電させると右写真のように室内灯がついているように見えるのだ。せっかく車内のディテールアップも済ませているので室内灯をこしらえてあげてもよさそう。

京急電鉄 800形

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